看護師の転職って考えるとみなさまどのように考えますか?
仕事にあぶれなさそう?すぐ決まりそう?専用サイトがある?などなどイメージがあるでしょうか?
実際は、「看護師を続けるならそれなりにある。看護師を辞めたいならめちゃくちゃ大変。」です。
看護師13年目の私は今年の5月末から6月末にかけて転職活動を行いました。その時の話の一部をご紹介します。看護師を辞めたくなっている方の参考になればと思います。
看護師を辞めたい=社会に求められる人材とは限らない
私は現在アラフォーです。しかし、昨今の転職ブームで求人が全くない世代でもありません。そのため、転職を考えた時、看護師以外の職種がないかまず転職サイト2つに登録をしました。
で、結果は2社とも「あなたに紹介できる求人はありません。」というお断りメールをいただきました(これきた時は本当に落ち込みました)。
でも、考えてみると当たり前なんです。20代の若さをなくした世代は、企業は即戦力として採用したい。しかし、私は管理職ではありましたが、①一度も転職経験はなく、②専門学校卒で(つまり大学出てない)③無駄に前職年収高いのに、④何が即戦力になるのか全くわからない。
・・・これ採用する人いませんわ。私も試しに転職サイトにあった職務履歴書を書く前の洗い出し表(従業員数とか実績とか書くやつ)をやってみましたが、まず欄が埋められないんです。要するにアピールができないんですよね。
だって病院で働く看護師は契約数なんてありません。何かものを作ることもありません。毎日看護ケアを行いますがそれが良いか悪いのか個人評価もされないのです。
看護師を辞めたいならまずできるだけ20代に辞めること。
それが必須であると痛感しました。
看護師以外にも職種がある?いいえ、経験によります
看護師は病院で働く人数が圧倒的に多いですが、企業で働く看護師もそれなりにいます。私も当初企業看護師になれないか調べました。
結論:企業看護師になるには特定の経験がいる。しかも大卒で英語必須。
これは、私の年収がからみすぎていました。一度も転職していない看護師で管理職はぶっちゃけ年収高いです。しかも前年度の年収は残業月40時間越えの残業代までついていました。で、当初私は前年度の年収で検索をかけたんです。確かに求人はあったのですが、ほぼ外資系でした。しかも、医療機器営業。
医療機器というのは常に進歩しています。特に進歩が著しいのは手術、循環器、ICUなどの超急性期の分野です。(最近だとダヴィンチというロボット手術器具がトレンド)
医療機器営業というのは基本的に医者に対して営業をかけます。医者が欲しいと思ってもらわないといけないんです。
なのでその分野を知っていることが必須です。看護師の国家試験など入口でしかなく、基本的にはその分野に関わって初めて様々な技術や知識を得ます。企業看護師の求人で高いところは軒並み手術室経験や循環器、ICUなどの経験が必須になっていました。しかも英語は必須。私は前述した科には行ったことはなく(希望は出していましたが通りませんでした)、条件に当てはまるものはありませんでした。
企業看護師を将来的に考えている人は、早めにその会社が求めている診療科で働くことをぜひおすすめします。
社会に求められる人間になろう
私は年収などの問題から他の病院で看護師を続けることにしました(その話はまたいずれかきます)。ただ、働いているだけでは、看護師を続けられなくなったときに本当に詰んでしまうと痛いほど知ることのできた転職活動でした(おひとりさまにとって冷や汗案件でした)。
このブログを始めたのも、発信力や、ネットやパソコンの知識、マーケティング力など様々な力がブログを通して獲得していきたいと思ったからです。
これからも継続しながら日々学んでいきたいと思います。
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