食事は体の基本ですね。医療系の仕事に私はついていますが、やはり口から食べれるか、食べれないかと言うのは生命予後にも大きく関わっていると思います。また、美味しく食事をとれると言うことは人生の質もあげてくれます。そんなとある日の食事事情です。
私の食事事情
私は基本的には毎食自炊を行なっています。お仕事の日もお弁当を持っていきますし、コンビニにもほぼ寄りません。幼い頃から両親が共働きで、母親は朝が弱かったため(朝練のある娘の私が学校に行く時に起こしていました。我が家は早起きなのは父と私だけです。)お弁当も自分で作っていました(母の作成のお弁当は最後に食べたのは小学生だったかと思います。ちなみに父は私の作ったおかずを自分で詰めて仕事に行っていました)。同僚には毎日大変ではないか?と聞かれることが多いのですが、毎日コンビニによるのは面倒ですし、行っただけではなく選ぶという行為がまた大変。選んで並んで朝から大忙しですし、職場のコンビニは職員数に比べて圧倒的に少ない。そもそもお昼返上で働くことも多いため、行った時には食べるものがもうなかったと言う職員もいます。そんな面倒くさいことをするのならば作りおいたおかずや卵などを焼いて持参すれば良いお弁当作りはやめられません。職場には職員用の冷蔵庫があるため保冷剤を入れて持参し、冷蔵庫に入れておくのです。しかし、職場から離れる、夏の出張時は流石に出張先の周辺で食事をしています。
野菜たっぷりのお素麺です。胡桃とクリームチーズとゴマだれでいただきました。素麺とクリームチーズの組み合わせは初めて食べましたがまろやかで美味しかったです。
たまには誰かの味を食べたくなる
自炊は好きなのですが、たまに自分ではない誰かが作ったご飯を食べたくなります。どうしても自炊だけだと味が単調になるというか、目新しさがなくなって行くんですよね。家族がいれば何かしら工夫を凝らすのでしょうが、何せ気ままなおひとり様です。でもこうやって誰かが考えて、見た目から楽しめる食事をすると言うのは心に潤いが生まれます。最近はテイクアウトも可能なお店も増えてきて、自宅でのんびりしながら食べることもできますが、選び抜かれたテーブルやお店の内装、かわいい食器に見栄え良く盛り付けられた食事はとても心踊ります。食べ物の味だけではなく空気も味わうことにできる外食はおひとり様でもとても大切なのです。
私の味は私の精神安定剤
たまの外食が大好きな私ですが、一時期体調を崩し、お惣菜や外食が続いた日が何年か前にありました。基本的に好き嫌いなく食べる私なのですが、その時はコンビニやお惣菜を買うのも億劫になり、外食に行っても何を食べたらいいのかわからない状態になっていました。ある日、2、3キロ痩せてしまったことに職場で気がつき、「これではいけない。」と家に帰ってお味噌汁を作り、お米を炊いて食べると、慣れ親しんだ味にホッとして、泣いてしまったのです。泣いて、できる限り自炊を再開すると、徐々に体調も回復し、外食も楽しめるようになりました。私にとって私の味はとっても大切なものだったようです。
毎日の積み重ねが特別をより特別にする
思えば朝が苦手だった母は、必ず夕食は母自身が作っていいました。そのため我が家は外食の記憶がほぼありません。専門学校に入った頃に友人と居酒屋に行った際に一品ずつ注文することにとても驚いたくらいです。なんとなく私の中で外食=特別な日と言う認識があるのでしょうか?外食するときは内心ではしゃぎまくっています。でもその特別が毎日だときっと慣れてしまって、特別感はきっと薄れてしまうのでしょう。人間というのは贅沢なものです。これからも美味しく食事が食べれるように、日々を積み重ねていきたいと思います。
コメント